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派遣・契約社員の2018年問題~無期雇用派遣について

前回派遣・契約社員の2018年問題について記事にしました。

今年に入って、派遣会社のCMが多くなった時期がありました。

たぶん、2018年問題で4月に労働契約法の期日がせまったためでしょう。

企業に対して、契約社員を切るなら、うちの派遣会社を使ってください!!

契約社員に対して、契約が切られたらうちの派遣に登録してください!!って事でしょうね。

 

今回は、無期雇用派遣についてです。

派遣・契約社員の2018年問題~労働契約法・派遣法改正について

 

前回、多くの派遣会社が無期雇用派遣を取り入れはじめていますとお話ししました。

無期雇用派遣について、otonosamasamaが調べた事と、憶測ですが感じている事を話したいと思います。

 

無期雇用派遣は社員ではない

前回記事にした各派遣会社のサイトを見てほしい。

社員(※)として当社に入社し・・・とあるが、※マークがある。

※無期雇用派遣スタッフのことを指します。

つまり、無期雇用派遣社員ということです。

ここらへんが胡散臭い。

あくまで、無期雇用なだけで、派遣社員なんだと思います。

 

無期雇用派遣社員には2通りある

ひとつは、各派遣会社のHPに掲載されている無期雇用派遣の募集による、新規で選考される無期雇用派遣社員です。

もうひとつは、長期で企業に勤めていて、企業から「派遣会社で無期雇用派遣で雇ってうちに派遣してよ」と言われたパターンです。

Twitterなどで見ると、前者と後者ではどうやら、待遇や条件が違うようですよ。

 

無期雇用派遣社員を抱える事は派遣会社にとって大きな負担である

そもそも、考えてみてほしい。

無期雇用派遣を多く抱えるという事は、派遣会社にとって大きな負担となる。

無期雇用派遣は主に月給制。

仕事がない・仕事についていない期間(待機期間)も給料を保証するのである。

※まあ待期期間なんて絶対に無いように、本人の希望などうやむやにして、ブラック企業やみんなが行きたがらない職種の仕事をまわされるのだろうけども。

また交通費や賞与も支給されるとある。

ここ何年か、派遣社員の時給はどんどん下がり続けている。

つまり、派遣先の企業もお金を出さないような方向に向いている。

派遣会社も儲けを出すために、時給を下げざるしかない。

そんな中、月給制・交通費・賞与を算出しなければならないのです。

だからやっぱり、どう考えても胡散臭いとしか思えない。

各社のホームページやコーディネーターの話を鵜呑みにせず就業規則を確認するべき

どうも派遣会社のいいように就業規則に書いてあるらしい。

たとえば退職についての項目

会社がスタッフに指示すべき就業場所及び業務を1か月間確保できず、会社がスタッフに指示できない旨を通知した日から暦日数30日が経過したとき。

会社が、スタッフとして不適格であると判断した場合、会社は雇用契約を即時に終了することがある。

会社が命じる配置転換、職務内容の変更を拒んだ場合。

仕事内容についての項目

スタッフは、会社が指示した事業所で派遣先の指揮命令者の指示によって業務に従事するものとし、正当な理由なくこれを拒んではならない。

賃金についての項目

会社は、社会・経済情勢の変化、又は業務内容の変更等により賃金の見直しを行う必要があると認めた場合には、スタッフの賃金の昇給又は降給等の改定を行うことがある。

 

上記にあげた文面は、一部の例です。

こういった就業規則があるかもしれないなぁと、そういった感じで見てください。

 

otonosamasamaはですね、デメリットしか感じないわけですよ。

無期雇用派遣なんて名前作って、だましているとしか思えないわけですよ。

社員なんて言葉をちらつかせて、いいように使う。

無期雇用なんて言っておいて、仕事がなくなったらクビ。

労働契約法改正、派遣法改正の抜け道なだけなんですよ。

 

 

これから非正規社員が、どのような流れになっていくのか。

きちんと見て、判断していかなければなりません。

選ぶのは自分。

だから、よく考え、いろいろな意見を聞き、調べ、後悔のないように判断・行動しなければなりません。

 

そして、これはotonosamasamaが調べた範囲である事。

また憶測も含んでいる事を前提に、この記事を読んでくださいね。

よろしくお願いいたします。

 


 

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