久々に派遣のおもしろ話です。
それは、派遣先のやめ方の話です。
私も、いろいろな派遣先を経験しました。
きれいなやめ方ばかりではありませんでしたよ。
明日から行きたくないとか、ありましたからね(笑)
診断書を提出しろ!!
20年ぐらい前の話です。
otonosamasamaがやめるときに、問題になった事がありました。
とても怖かった経験です。
私も若かったし、派遣の経験もそんなにない頃ですから。
ある部品メーカーでした。
データを抽出して書類を作るという仕事でした。
長期のお話しでした。
1カ月も引継ぎがあるとの事で、安心して仕事をうけました。
しかし、引継ぎをする派遣の女性(30代半ばぐらいの年上の女性)がとても意地悪だったのです。
ここでは年上の女性とします。
年上の女性「これが、ここのシステムね。これを押して、日付をなおして、更新を押す。」
otonosamasama「はい。」
年上の女性「で、これをこのアクセスに入れて、まわして・・・・・」
と、専門のシステムからデータを抽出するし、結構手間がかかる手順でした。
年上の女性「出来たら、○○さんにメールしてね。で、この作業は月初の一回のみだから。来月までやらない。」
otonosamasama「これは、どんなデータなんですか?何に必要なデータなんですか?」
中身をみてもチンプンカンプンなデータの集まりでした。
年上の女性「わかんない。」
otonosamasama「この作業がわからなくなったり、途中で何かおこったりした場合、どなたに聞けばよろしいですか?」
年上の女性「誰もわかんないよ。メールする○○さんも知らないと思う。」
初めからこんな感じでした。
月1回しかやらない作業などが多く、データの中身もわからない。
トラブルがあっても、誰に聞いてもわからない。
そんな仕事あるか!!と、今なら文句も言えるのですが、その時はotonosamasama20代前半の若造ですから。
どんどん引継ぎをうけているうちに、怖くなってきました。
出来なかったらどうしよう?
引継ぎが終わって、一人で出来ないかもしれない。
いや、これはやばいかもしれない・・・・って。
今逃げないと、まずい事になるかもしれない・・・・って。
そうとう追い込まれました。
勤務したのは2週間ほどです。
今思えば、正直に派遣の担当に話をすればよかったのかもしれません。
でも、どうしたらいいのか、まったく私にはわからなかった。
逃げる事しか頭に浮かばなかった。
派遣の担当に、実家の母が入院してしまい、しばらく帰らなくてはならないと嘘をつきました。
見え透いた嘘ですね(笑)
派遣の担当も嘘だとわかっていたと思います。
でも、それを派遣先に伝えました。
派遣先は激怒。
母親の診断書を提出しろ!!と言ってきたのです。
これもおかしな話しなんですけどね。
今なら、派遣がダメになったら、次をすぐに手配するしかないですよね。
人間ですから、いろいろな事情が発生したりします。
また、仕事になじめない場合は、なじめないと申し出て、続けたくない意思をしめし、1カ月後か、契約期間の3カ月か半年が過ぎたら終了でいいのです。
すぐに辞めてもらったら、誰もわからない仕事を派遣にやらせていた企業が悪いのですから。
派遣というスタイルがスタートしたのが1986年です。
だから、otonosamasamaの20代は、派遣というスタイルの仕事がやっと増え始めた頃なんだと思います。
派遣を雇う企業も、派遣の会社も、派遣されるスタッフも、派遣ってなんだろう?って時代だったような気がします。
もちろん診断書を提出しろ!なんて、おかしいと、言ってやりました。
派遣の担当も、事を鎮めるのは大変だっただろうと思います。
とても怖かった、嫌な思い出です。
朝来たら制服が入口に置いてあった
otonosamasamaの勤めていた会社に、新しい派遣の方が入りました。
隣の部署です。
引継ぎを順調にしているみたいでした。
何日かして、慣れてきたら声かけられるかな?
どんな人かな?そう思っておりました。
すると次の日。
会社の入り口に、小さな紙袋。
昨日入ったばかりの派遣の彼女の制服が入っていました。
小さなメモと一緒に。
メモには、「お世話になりました」と、一言書いてあった。
斬新!!
そんなやめ方あるんだ。
そう衝撃をうけた出来事でした。
行方不明になったらしい
これも新しいタイプのやめ方です(笑)
新しい方が入って2カ月ぐらいかな?
若い方で、20代前半。
前向きに見えましたし、新しい業務にも積極的に取り組んでいるように見えました。
だからその、まさかでした。
ある日会社に出勤してきませんでした。
10時ごろ。
さすがにどうした?となって、上司が派遣会社へ連絡。
派遣会社が彼女の緊急連絡先である、親へ連絡。
すると・・・・
派遣会社「あの、昨日から家に帰ってきていないらしいのです。」
ええ!!
それは大変ですよね?事件?事故?
一日おいて、次の日。
上司「皆に確認したのですが、昨日は18時過ぎには、退社したようですが。その後どうですか?」
派遣会社「まだ帰っていない様子で。親御さんは、事を荒立てても良くないので、そっとしておいてくださいと言うんです。」
上司「はぁ。」
派遣会社「とにかく何とも言えない状況で、またご連絡いたします。」
その後も親御さんは、まだ帰ってないと言うばかり。
家まで押しかけるわけもいかず。
行方不明のまま、時間をかけて、退社となりました。
新しい手法です!!(笑)
今派遣はひとつの会社に居れる期間が3年となりました。
だから、3年刻みで新しい会社へと行かなくてはなりません。
新しい会社、職場の人、仕事、ルールを3年事に覚えなくてはなりません、なじまなくてはなりません。
だから、あわない職場だってあると思います。
辞めていいと思います。
我慢するのが一番よくないと思う。
やめ方はいろいろですが、思い悩んでも、後から思えばそんな大したことではありませんから。
ま、きれいなやめ方がいいのだろうけれど。